お金をかけずにリフレッシュできる趣味を探しているなら、「動物園巡り」はかなりおすすめ。入園料は1000円以下の場所も多く、特に市が運営している動物園はリーズナブル。専業主婦の方や、定年後の60代の方にもぴったりの趣味です。一人でも気軽に行けるし、動物たちを眺めているだけで不思議と心が落ち着きます。



千葉市動物公園はリニューアルでさらに魅力アップ!
2025年3月にリニューアルオープンした「千葉市動物公園」は、千葉県民としてはぜひ紹介したいスポット。広々とした園内は人が分散されるので、混雑を感じにくいのもポイント。私が訪れた日も、カメラ片手に動物を撮影しているおひとり様、ベンチでゆっくり休憩している方がたくさんいて、まさに「一人でも楽しめる場所」だと実感しました。
一人でも癒される、のびのび暮らす動物たち
この日は気温が高く、ライオンやチーターはゆったりお昼寝中。猛獣なのに、まるで大きな猫のような無防備さに癒されます。



個人的にツボだったのは、地面の草を食べるキリンの開脚と、


ゾウの「一歩踏み出すの?どうするの?」な動作。
そして…動かないことで有名なアシビロコウ。しずかちゃんは36歳。遠くから見ても貫禄がありました。


パフォーマンス性No.1!動物園の人気者・おさるさん
そして忘れてはいけないのが、おさるさんたちの存在。どこの動物園でも観覧エリアが賑わうのはやっぱりサル山。千葉市動物公園でも、その期待を裏切りません。




人間よりもずっと軽やかに動き回る姿を見ていると、「私の運動神経、どうした…?」と我が身を省みる瞬間も…。でも、ちょっと自分と重ねてしまうくらい、親しみやすくて愛嬌のある動物たちです。
あの“風太くん”もまだまだ生きている!子孫も元気に活躍中
二本足で立つことで日本中をとりこにしたレッサーパンダの「風太くん」、今も元気に千葉市動物公園で暮らしています。年齢的に小屋にいることも多いですが、その存在感は健在。

そして子孫たちも愛くるしい動きで魅了してくれました。ちなみに風太ファミリー、全国の動物園にいるらしいです。




動物科学館で「地球の今」と「人間の過去」に触れる
リニューアルされた動物科学館では、「熱帯雨林」をテーマに、絶滅の危機にある動物たちが暮らす自然環境や、私たち人間の暮らしとの関わりについて学べる展示が揃っています。



中でも印象に残ったのは、木の枝でゆっくりと体を揺らすナマケモノ。見ているこちらまで動作がスローモーションになるような癒しパワー。時間の流れを忘れてしまいそうになります。

一方、ちょこまかと愛らしく動き回るマーモットの姿には思わず頬が緩みます。くりくりした目でキョロキョロと周囲を観察しながら歩き回る様子は癒し度MAXです。

そして、「人が森にしてきたこと」というテーマ展示では、熱帯雨林の減少や森林伐採、そこに暮らしていた動物たちの姿、そして私たち人間の生活との関係がリアルな写真やデータとともに紹介されています。
日々の便利さの裏にある「見えない代償」を突きつけられる展示は、静かな衝撃があります。

「昭和より平成、平成より令和と、時代が進むにつれ私たちの暮らしはどんどん便利になってきたけれど、もうこれ以上“便利”を追い求める必要ってあるのかな?」
そんな問いを自然と自分に投げかける時間が、ここにはありました。
もちろん、自分一人の行動ですぐに世界が変わるわけではありません。でも、何かのきっかけで思い出せる「原点」があると、行動のスピードや方向は確実に変わります。この展示は、まさにそんな“きっかけ”をくれる場所です。
動物園で意外と大事なポイント?一番きれいなトイレはココ!
園内にはトイレも複数ありますが、圧倒的に清潔感があるのは動物科学館内のトイレ。屋内なので快適さも抜群。赤ちゃん連れの方にもおすすめの衛生レベルです。

まとめ:動物園は、癒しと発見がつまった“大人の趣味”だった
動物園って、子どもが行くところ…なんて思っていませんか?行ってみると、大人だからこそ楽しめるポイントが満載です。一人でも気軽に行けて、心がふっと軽くなる時間が過ごせる。しかもお財布にやさしい。次の休日、「ちょっと動物園行ってみようかな」そんな気持ちになったなら、ぜひ千葉市動物公園へ足を運んでみてくださいね。




基本情報
施設名:千葉市動物公園
電話:043-252-1111
住所: 千葉市若葉区源町 280番地
駐車場:あり(有料)
公式ホームページ:https://www.city.chiba.jp/zoo/