【友達いない】一人暮らしにおすすめの趣味。犬を飼う。愛犬と5年生活して分かること。

一人暮らしにぴったりの趣味として「犬と暮らす」という選択肢、いかがですか?

一人暮らしの時間をさらに充実させてくれる存在、それが犬です。もちろん犬を飼うことにはメリットもデメリットもありますが、私自身、愛犬と5年間一緒に過ごしてきた経験から、「犬と暮らすことの良さ」をお伝えしたいと思います。今回は、私が感じた幸せなエピソードを交えながら、犬との生活の魅力をお話ししていきます!

犬を飼うことのメリット ①心の支えになる存在(孤独感の軽減)

仕事で疲れたとき、愛犬がそばにいるだけで心がほぐれることがあります。何も言わずに寄り添ってくれるその姿は、孤独を忘れさせてくれる特別な存在です。少しわんちゃんを留守番させただけでも毎回「お帰り!頑張ってお留守番できたよ!!」と言わんばかりにぴょんぴょん跳ねながら迎えてくれる姿にほっこりします。

犬を飼うことのメリット ②健康面でのメリット

犬と暮らすと、自然と散歩の習慣が身につきます。外に出て歩くことで体がリフレッシュするだけでなく、季節の移り変わりを楽しんだり、気分転換にもなります。

犬を飼うことのメリット ③日々の生活にリズムが生まれる

犬との生活は、規則正しいものになります。朝起きて餌をあげる、散歩に行く、遊ぶ、といったルーチンが自然と日常に組み込まれるからです。おかげで「つい夜更かししてしまう」ということが減り、健康的な生活リズムを保つ助けになっています。

一人暮らしで犬を飼うのは大変?

正直に言うと、わんちゃんとの生活は楽しいことばかりではありません。犬を飼うことが「大変」と感じるかどうかは、人それぞれの感じ方次第です。そのため一概には言えませんが、犬との暮らしには、自分自身の生活が制限される場面も出てきます。その一例をご紹介したいと思います。

ドッグフードを食べないわがままわんちゃん。たどり着いた答えはココグルメ

犬との暮らしは楽しいことばかりですが、経済的な負担も想像以上に大きいものです。医療費やトリミング代、さらには冷暖房の電気代など、愛犬のためにかかる費用は意外と多岐にわたります。その中でも意外と見落としがちなものが「食費」です。

犬を飼う前の私は、「ドッグフード=ドライフード」というイメージしかありませんでした。ところが、実際に愛犬と暮らしてみると話はそう簡単ではありませんでした。うちの子は、いろいろなドライフードを試してみても消化器系のトラブルが出たり、そもそも食べてくれなかったり…。毎日のご飯タイムがまさに試行錯誤の連続でした。

そこで最終的にたどり着いたのがココグルメでした。これはいわゆる「手作り風のウェットフード」で、香りも良く、人間の食事みたいに美味しそう。愛犬にあげたところ、今まで見たことがないくらいの食いつきで、それ以来すっかりココグルメ一筋に。おかげで食事の時間が楽しみになり、健康面でも調子が良くなりました。

ただし、ここでひとつ注意点があります。ココグルメのようなフードは、ドライフードと比べるとお値段が少し張ります。うちでは、「愛犬の喜ぶ顔が見られるなら!」と最終的には満足していますが、愛犬の食の好みによっては食費が大幅に変わることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。


留守番時間は最大12時間が目安

犬との生活で考慮すべき大切なポイントの一つが「留守番時間」です。多くの専門サイトでは、わんちゃんが安全にお留守番できる時間の目安として最大12時間を挙げています。しかし、これはあくまで「最大」であって、可能な限り早く帰宅してあげることが理想です。

私自身、愛犬と生活していて感じるのは、犬がいかに飼い主の存在を求めているかということです。例えば、愛犬は寝る時にケージの中のベッドではなく、私のそばで寝たり、スマホを操作していると「構って!」と言わんばかりに肉球でスマホを触ってくる仕草を見るたびに、さみしがり屋な一面を強く感じます。

また、犬の生活リズムも留守番時間を短くしたい理由の一つです。多くの犬は朝と夕方の2回、食事を取るライフスタイルが一般的です。そのため、長時間留守にする場合、食事や水分補給、トイレのタイミングが乱れる可能性があります。特に小型犬や子犬、高齢犬は体力が限られているため、長時間の留守番はストレスや健康リスクを高めてしまいます。

近隣トラブル。犬を飼ってない人にとって『ただのうるさい存在』

犬を飼っていると、近隣トラブルに巻き込まれる可能性があることも覚悟しておく必要があります。これは、つい最近私自身が経験したことです。

私が住んでいるのはペット可のマンションで、小型犬から大型犬までたくさんのわんちゃんが暮らしています。しかし、同じマンション内にはペットを飼っていない家庭ももちろんあります。ペットを飼っていない方々にとって、犬は時に「ただのうるさい存在」と捉えられることもあるのです。

ある日、私の部屋のポストに一通の手紙が届きました。それは管理人さんを通じての通達で、「平日〇~〇時…に聞こえるバタバタという音がうるさい」という内容でした。愛犬は吠えないようにしつけているため、普段はほとんど吠えることがありません。そのため原因を考えたところ、愛犬と紐投げ遊びをしていた音が迷惑をかけていたのかもしれないと気づきました。

現実はなかなか厳しいものです。

長期的な責任を考える覚悟を持って

犬を飼うということは、一瞬の楽しさだけでなく、長い時間を共に過ごす人生のパートナーを迎えるということです。犬の平均寿命は10~15年程度。その間、喜びだけでなく、いくつもの困難や試練も訪れるでしょう。

たとえば、わんちゃんが高齢になれば、人間と同じように認知症やその他病気になることがあります。毎日の散歩が難しくなったり、トイレの失敗が増えたりと、介護が必要になることもあるかもしれません。そのとき、愛情を持って支え続ける覚悟はありますか。

さらに、自分自身の未来についても考える必要があります。飼い主が病気やケガをしたとき、愛犬の世話を代わりにしてくれる人がいるのかどうか。もし引っ越しや転職などのライフスタイルの変化があった場合、愛犬との生活を守れるかどうか。

私の身近には、わんちゃんを飼ってから妊娠し、生まれた子どもがたまたま犬アレルギーだった方がいました。そのご家族は、アレルギーの薬で症状を軽減できるものの、「子どもの健康を優先するべきか、わんちゃんと離れるべきか」という苦渋の選択を迫られていました。このように、想定外の出来事も起こり得ることを忘れてはいけません。

これらのことを飼う前からしっかり準備しておくことが、愛犬への思いやりです。

厳しいことを言うようですが、「飼ってから考えればいいや」という気持ちで犬を迎えるのはやめてください。犬は飼い主を100%信頼し、全身全霊で愛情を注いでくれる存在です。その信頼に応える責任を持てないのであれば、飼うことを慎重に考えるべきです。

大変さ以上に得られる幸せ

ここまで、犬を飼う上での注意点や私自身のエピソードを交えてお伝えしてきました。正直なところ、「犬を飼うのってこんなに大変なの?」と尻込みしてしまった方もいるかもしれません。でも、これらは飼う前と後でギャップを感じてほしくないという思いから書いたもので、犬との暮らしが持つ素晴らしさを否定するものではありません。

実際のところ、私は今、愛犬と一緒に暮らしていることに日々幸せを感じています。仕事でどんなに疲れたり、辛いことがあっても、家に帰ると満面の笑顔(と尻尾ブンブン!)で迎えてくれる愛犬。その瞬間に、すべてのストレスが吹き飛びます。

また、愚痴を聞いてくれるのはもちろん、時には思わず笑ってしまうような行動も見せてくれます。うちの子は犬見知りが激しく、他のわんちゃんとはなかなか仲良くできません。それなのに、なぜかカラスだけは勇敢に追いかけ回すという謎の行動を見せるんです。その姿を見るたびに、日々の疲れも癒され、心がほっこりします。

確かに犬との暮らしには手間も費用もかかり、気をつけるべきことがたくさんあります。でも、それ以上に愛犬がもたらしてくれる癒しや喜び、そしてかけがえのない時間があるのです。犬を飼うことで得られる「幸せのカタチ」は、きっと一人ひとり違うと思います。でも、私にとって愛犬は、どんな代償を払ってでも一緒に暮らしたい存在です。

もし、この記事を読んで「自分も犬との暮らしを始めてみたい」と思っていただけたら嬉しいです。そして、これから愛犬と過ごす日々が、あなたにとっても幸せでいっぱいになりますように。