在宅ワークを夢見た未経験の私が1カ月で動画編集挫折した理由

正社員を辞めてから、「これからどんな働き方をしようかな」と考えるようになりました。せっかく時間に余裕があるなら、前から憧れていた「在宅ワーク」や「リモートワーク」を本業にしてみたい。そう思い、以前から気になっていた動画編集に挑戦してみることに。

結論、1カ月で挫折しました。

今回は、そんな私が動画編集を目指したきっかけから、諦める決断をするまでを正直に書いてみたいと思います。かなりネガティブな内容にはなりますが、これはあくまで「ひとりの人間の感想」です。これから動画編集を始めようとしている人がいたら、「こういう人もいたんだな~」くらいの軽い気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。

レぺゼンやヒカルに憧れ動画編集を目指した

最初に動画編集に興味を持ったのは、コロナ禍でYouTubeやTikTokが一気に流行した頃。私は、アーティスト(?)のレペゼン地球の大ファンだったのですが、そこで知ったのが「切り抜き職人」、つまり「動画編集者」の存在でした。

さらに、レペゼンの動画はDJ社長本人が編集していると知り、「動画編集って、ファンとしての応援にもなるんだな」と思って、自分もやってみたい気持ちが芽生えました。

その後も何年かその気持ちは続いていて、大好きなYouTuberヒカルさんが動画編集について語っていたのを見たとき、「やっぱりやってみたい!」と本格的に決意しました。

独学では無理だと感じオフラインスクールへ。

動画編集の勉強方法は、本当にたくさんあります。無料のYouTube動画や本、オンライン講座…。でも私はオフライン講座を選びました。

というのも、1年前にすでに動画編集を始めようと思って本を買ったことがあったんですが、なんと1回しか開かずに終了。「このままじゃ絶対にまた同じことになる」と思い、強制的にやらざるを得ない環境を作るためにオフライン講座を選びました。

その講座は初心者向けで、フォルダの保存方法からPremiere Proの使い方まで丁寧に教えてくれて、本当に勉強になりました。だからこそ、スクール名はあえて伏せますが、内容自体はとても良かったとお伝えしておきます。

時間をお金で買う、という感覚で、未経験者にはオフライン講座、おすすめです。

完コピ動画がきつい①0.1秒単位の世界

動画編集スクールの前半は、カットやテロップの入れ方などを習っていて、正直楽しい部分もありました。「BGMや効果音を入れると、一気にYouTuberっぽくなってきた!」なんて浮かれていたくらい。

でも、最後の課題だった「完コピ動画」で完全に心が折れました。

ネットでは「完コピ動画ほど簡単なものはない」と書かれていることもありますが、私にはまるで地獄。0.1秒のズレでも不自然に見える世界で、スタッフからは「音ズレ」の指摘を受け、少し自信があった部分すらダメ出しされてしまいました。

大雑把な性格の私には、この精密な世界は本当にしんどかった。

完コピ動画がきつい②色調補正で沼る

さらに苦しんだのが色調補正です。

「編集者としての自覚が足りない」とまで言われてしまい、負のスパイラルに突入。3日間朝から晩まで、記事やYouTubeで色調補正の勉強をして、やっと近づけたかな?と思った頃には、もう心が限界に。

一応、スクールに通う前から少しだけ予習をしていて、動画編集歴としては1カ月ほど。でも、その中で感じたのは、私には「楽しさ」が1%も残らなかったということでした。

「どんな仕事も最初は大変」とわかってはいたけれど、それでも続けるには、少しのやりがいや希望が必要なんだなと痛感。これ以上続けるのは無理だと判断し、潔く諦めることにしました。

クラウドソーシングでの案件獲得に注意。詐欺もある。

これは余談ですが、動画編集で案件を取るときの注意点も書いておきます。

未経験や初心者の場合、クラウドソーシングサイトで1日に10件応募して1件返信があるかないかというのが普通らしいです。私も実際に挑戦して、ことごとく跳ね返されました。

そんな中、1件だけ即返信があり、契約に対して相手はかなり積極的。怪しいと思って「スクールの勧誘ですか?」と聞いたら、返信が途絶えました。後で調べると、やはり詐欺まがいの勧誘も多いようです。

初めての案件応募、特に初心者の方は気をつけてください。

まとめ:向いている人・向いていない人

というわけで、1カ月で動画編集を挫折した私の体験談でした。

正直大雑把で根性のない私には動画編集は向いていなかったと思います。

ただし、以下のような人には向いていると思います。

  • 細かい作業が苦じゃない人
  • 新しい知識を学ぶのが楽しいと感じられる人
  • 最後まで諦めずにやりきれる人

動画編集って、演者の魅力だけじゃなくて、カットやテロップといった編集の力で面白さが大きく変わる世界。今、編集を仕事にしている人たちは本当にすごいなと尊敬します。

私はもう視聴者側に戻って、これからも楽しく動画を見ていこうと思います!