看護師(正社員)を退職決意した理由と無職のリアルな気持ち

退職決意のきっかけ:人間関係と夜勤の辛さ

退職を決意した理由について、前回の記事では「新しいことにチャレンジしたい」という前向きな気持ちをお伝えしました。でも、もし「看護師が100%好き」「今の仕事が大好きすぎてたまらない」と思えるなら、辞める必要はないはずです。実際、退職を決めた背景には、ポジティブな理由と同じくらいネガティブなこともあったのが現実です。

まず、退職を考えた一番の理由は職場の人間関係に疲れてしまったことと、年々夜勤が辛くなったことです。確かに、看護師として人間関係が良好な職場は探せばたくさんあります。しかし、実際に勤務する部署によって、雰囲気は大きく異なります。まさに「部署ガチャ」とでも言うべきでしょうか。私も最初の部署では、いろいろと悩みながらも長く働くことができましたが、部署異動をした後、ある出来事がきっかけで職場のスタッフとのコミュニケーションが怖くなってしまいました。この辺りは具体的に書きたいこともありますが、今回は控えめにしておきます。

そして、もう一つの理由として夜勤が辛いことが挙げられます。病棟勤務には夜勤がつきものですが、20代の頃はなんとかやりくりできていたものの、年々体力がきつくなってきました。それだけでなく、夜勤中にインシデントを起こすことが多く、集中力の低下を感じるようになりました。どんなに前日に休息をとっても、夜になると眠くなり、ミスが増えてしまう。このままだと患者さんやスタッフに迷惑をかけてしまうという思いが強くなり、「夜勤卒業」を考えるようになりました。これが、退職のネガティブな理由です。

しかし、退職を決意したのは決してネガティブな理由だけではありません。ここ数年で「人生一度きりだから、看護師以外の世界も見てみたい」という思いが強くなりました。看護師としてやりがいを感じることはたくさんありますが、看護師以外のことに挑戦することで、新たな自分を発見できるのではないかと思うようになったのです。人生の中で一番若い日は「今」だと気づき、歳を重ねると新しいことへの挑戦が面倒に感じたり、不安になったりして動けなくなってしまうこともあります。だからこそ、環境を変えるのは今しかないと自分に喝を入れ、退職を決意しました。

退職を決めてよかったこと:精神的ストレスの軽減

現在、有給休暇を消化中ですが、長時間勤務や職場の人間関係から解放されたことに、正直ホッとしています。世間的には「逃げた」と思われるかもしれませんが、私にとってはまさに人生のブレイクタイム。心のリセットが必要だったんだと感じています。自分のペースで過ごす時間を持つことで、これまで忙しさに追われてできなかったことに挑戦できるようになりました。

日々の生活に追われていた頃には気づけなかった、些細な幸せや自分の新しい一面を見つけていきたいと思っています。これからは、もっと自分に素直になって、やりたかったことをどんどん試していこうと決めました。趣味や新たな挑戦の中で、これからの自分にとってのやりがいを見つけるのが楽しみです。

不安なこと

今、不安に感じているのは経済面と、これからのキャリアについてです。正社員として働いていた頃は、何も考えずに出勤していれば自動的に給料が振り込まれていました。それだけで、ある程度の安心感と心のゆとりがあり、やりたいことにも挑戦できる余裕がありました。しかし、今はまだ「次に何をしていこうか?」と漠然とした考えしかなく、その不安がどんどん大きくなっています。

正直、何もしていない時間が増えると、どうしてもネガティブなことを考えがちです。でも、それではダメだと頭ではわかっていて、もっと自分にできることを見つけなければいけないとも感じています。そんな時、こうしてブログを続けていると、自分の気持ちを整理しながら、少しずつ前に進んでいる感覚があります。

まだ不安な気持ちは完全にはなくなりませんが、自分の気持ちに正直に、少しずつ前向きに進んでいこうと思います。この不安を乗り越えるために、自分にできることを見つける過程がきっと大切だと思って、前を向いていきます。

仕事がなくても充実する方法

ここまでネガティブな内容が続いてしまい、読者の皆さんを少し暗い気持ちにさせてしまったかもしれません。ごめんなさい。でも、実は今、ワクワクするようなことがたくさんあります!退職してからの生活は不安もありますが、同時に新しいことに挑戦できる楽しさも感じています。

やるかやらないかは別として、まずは自己成長を目指して看護師以外の資格を取ろうかと考えているんです。何か新しいスキルを身につけることで、自分の可能性が広がるのが楽しみです。それに、看護師時代には考えられなかったような贅沢なこともできるようになりました!たとえば、ロング夏休みが取れるので、小旅行に行く計画を立てたり、新しい場所を訪れてみるのがとても楽しみです。

そして、今後収入がなくなるからこそ、節約レシピを考えるのもちょっとした楽しみになっています。限られた予算で、美味しくてヘルシーな食事を作る工夫をすることが、なんだかワクワクしてきます。そうそう、夜勤がなくなったおかげで、長年悩まされていた睡眠障害が改善されるかもしれないという期待もあります!ここ5年ほど、毎晩必ず1時間に1回は目が覚めていたのですが、今は「夜寝る」ことに集中することで、生活リズムが整うようにしたいと思っています。

もちろん、すぐには全てが解決するわけではないけれど、まずはポジティブな変化を少しずつ実感していけたらいいなと思っています。こんな風に新しい自分を見つけていく過程が楽しみで、どんどん前向きな気持ちになってきています。

まとめ

これからの生活には不安もありますが、同時に新しいチャンスや楽しみがたくさん待っていることを実感しています。自分のペースで、好きなことに挑戦したり、身の回りの小さな幸せを見つけたりすることで、充実した日々を送っていきたいと思っています。退職という大きな転機を迎えた今、未来に対してはもっと柔軟に、前向きに向き合っていこうと思います。どんなに小さな一歩でも、積み重ねていけば大きな変化につながるはず。自分らしい人生を歩んでいくために、これからも少しずつ進んでいきたいと思います。