
はじめに
この記事は、私が実際の看護師転職の面接で聞かれた質問をまとめたものです。
一般的な「よくある質問」ではなく、実際に複数の病院・施設で聞かれた内容に絞っています。
また、回答の正解例ではなく
どのように考えて答えるとよいか
という視点で解説しています。
面接前の流れの変化
以前は面接当日に履歴書を手渡す形式が主流でしたが、
今回の転職活動では
- 事前郵送
- 事前提出
- 当日持参→別室で確認後に面接
という形が多く、事前に書類を読まれている前提で質問されました。
そのため、履歴書の内容は
深掘りされる前提で準備
しておく必要があります。
志望理由
履歴書に書いているため必ず聞かれると思っていましたが、
実際には志望理由を聞かれない職場も複数ありました。
ただし聞かれない場合でも、
履歴書の内容に沿った質問はされるため、
志望動機の軸は整理しておく必要があります。
退職理由(最重要)
すべての勤務先について退職理由を聞かれました。
ネットでは「ネガティブ発言はNG」とよく言われますが、
抽象的に答えると必ず深掘りされます。
面接官が見ているのは
- すぐ辞めない人か
- 同じ理由で辞めないか
という点だと感じました。
そのため
- 事実
- 学んだこと
- 次に活かす点
の順で整理しておくと答えやすくなります。
夜勤が可能か
夜勤がある職場では必ず確認されました。
私は今回は夜勤をしない働き方を希望していたため、
夜勤の場合は眠気が強く、パフォーマンスを十分に発揮できないため日勤で貢献したい
と正直に伝えました。
無理に「できます」と言うよりも、
働き方の希望を明確にする方がミスマッチを防げると感じました。
経歴の深掘り
高校卒業後から現在までの経歴を
かなり細かく聞かれました。
- なぜ看護師を目指したのか
- 各職場で何を学んだか
- 何ができるのか
を一貫して説明できるようにしておく必要があります。
面接によっては
自分の言葉で経歴を最初に説明する形式
もあったため、1〜2分で話せるよう練習しておくと安心です。
看護師以外の経歴がある場合
私は一度看護師を離れ、医療とは関係のない職業訓練校に通っていた時期があります。
そのため、この経歴についてはすべての面接で共通して質問されました。
質問内容は主に次の2点です。
- 職業訓練校では何を学んだのか
- なぜ再び看護師に戻ろうと思ったのか
ここで重要なのは、経歴の長さではなく
看護師に戻る意思が明確かどうか
だと感じました。
私は
- 訓練校で学んだ内容
- その経験を通して改めて看護の仕事にやりがいを感じたこと
- 今後は看護師として長く働きたいこと
を簡潔に伝えるようにしていました。
実際には深く掘り下げられることは少なく、
1〜2分程度の説明で次の質問に進むことがほとんどでした。
看護師以外の経歴があると不利になるのではと不安に思う方もいるかもしれませんが、
理由と今後の方向性が一貫していれば問題ないと感じました。
仕事で大切にしていること、困った経験
この2つは必ずしもセットで聞かれるわけではありませんが、
どちらか一方、もしくは両方を聞かれることがありました。
看護の現場では働く場所が変わっても
スタッフ・患者さん・家族とのコミュニケーションが重要になるため、
コミュニケーションに関するエピソードを一つ以上は用意しておくことをおすすめします。
私は
- コミュニケーション不足が原因でインシデントにつながった経験
- その後どのように情報共有の方法を見直したか
- 現在どのような点を意識して関わっているか
を整理して伝えていました。
面接では出来事の大きさよりも、
課題にどう向き合い、行動を変えたかが見られていると感じました。
併願先の有無
複数の職場で
- 他に受けているところはあるか
- それぞれの印象はどうか
と聞かれました。
ここでは比較ではなく、
転職の軸が一貫しているか、第一志望に考えているか
を見られている印象でした。
入職意思の確認
面接の最後に
当院の印象はいかがでしたか?
入職の意思はありますか?
と聞かれることがありました。
この時点で迷いがある場合は、
無理に即答する必要はないと感じました。
逆質問について

個人的には看護師転職においては
「特にありません」でも問題ない
と感じています。
実際に私は逆質問をせずに内定をいただいていますし、
逆質問の時間がない面接もありました。
ネットでよく見かける
入職前に勉強しておいた方がいいことはありますか?
という質問は多くの人がしているため、
あまり効果的ではない印象でした(実際質問して反応よくなかったです)。
見学の段階で必要な確認ができていれば、
無理に逆質問を用意する必要はないと思います。
面接で驚いたこと面接で驚いたこと:筆記試験があった

募集要項には「面接・書類選考」としか書かれていませんでしたが、
当日突然、一般常識の筆記試験がありました。
内容は
- 漢字
- 簡単な計算問題
でした。
事前に記載がなくても実施される場合があります。
健診センターの面接は別物でした
健診センターの面接で驚いたのが、職務経歴書にびっしり書いた経験・スキル・資格・研修が、面接では一切触れられなかったことです。
「これまでのご経験は健診センターでは使いません」
事前に転職サイトから聞いていたので覚悟はしていましたが、実際に言われるとなかなか複雑な気持ちになります。
健診センターは病棟や外来とは業務内容が根本的に異なります。採血・心電図・問診補助など、流れ作業に近い業務がメインで、急変対応や多職種連携といった経験値はほぼ関係ありません。
つまり面接で見られているのは「今までの経験」ではなく「健診業務に馴染めそうか」「コミュニケーションが取れそうか」という点だと感じました。
健診センターを受ける場合は、職務経歴書の内容より「なぜ健診センターで働きたいのか」という志望理由を明確にしておく方が重要です。
面接アンケート=面接の一部
複数の職場で、面接前にA4用紙のアンケート記入がありました。
内容は履歴書だけではわからない項目が中心で、休日の過ごし方・希望する業務・趣味・特技・自分の性格など、人となりを把握するための質問が多い印象でした。
アンケートへの回答はそのまま面接の質問に使われます。「趣味は何ですか?」と書けば趣味について深掘りされますし、「自分は慎重な性格です」と書けばそれに関連したエピソードを求められることもあります。
提出前に「この内容を面接で聞かれたらどう答えるか」を一度イメージしてから記入することをおすすめします。
面接時間について
面接時間は
- 短いところ:15分
- 長いところ:45分
と幅がありましたが、
短時間でも内定をいただけたため、
時間の長さと合否は必ずしも関係しないと感じました。
まとめ
看護師の面接では
- 退職理由
- 経歴の一貫性
- 働き方の希望
- コミュニケーションの姿勢
が特に見られていると感じました。
また、見学で得た情報をもとに話すことで、
面接の回答にも具体性が出ます。
面接対策としては
- 経歴を1〜2分で説明できるようにする
- 退職理由を整理しておく
- 働き方の希望を明確にする
この3点を準備しておくと安心です。
