看護師を辞めて半年が経ちました。
仕事を離れたことで見えたこと、そしてこれからどう働いていくかを考える時間が増えました。
この記事は、「看護師を辞めたい」と思いながらも一歩を踏み出せずにいる方に向けて、私の経験を正直に綴ったものです。
1. 看護師を辞めた理由
① やりたいことをやらずに後悔したくなかった
看護師として働いていたとき、心の中にはずっと「本当にこのままでいいのか」という気持ちがありました。
退職する3年ぐらい前から「看護師を辞めたらやってみたいこと」があり、それをずっと心の奥にしまい込んでいました。
「このまま看護師人生で終わらせていいのか?」
この問いに「NO」と思った瞬間が、私の転機でした。
仕事は安定していても、心が納得していなかったのです。
② 人間関係のしんどさ
どこの職場にも人間関係の悩みはありますが、看護師の世界も例外ではありません。
私は新しい環境に慣れるまで時間がかかるタイプで、異動先ではよく「ターゲット」にされることがほとんどです。

もちろん優しい同僚もたくさんいましたが、「人間関係」で心が削られる毎日。
今は仕事を離れ、趣味の場で本当に素敵な人たちに囲まれているからこそ、
「こういう人たちと働きたい」と強く思うようになりました。
③ 業務内容と異動へのモヤモヤ
病院勤務では避けられない「異動」。
せっかくやりたいことができる部署で頑張っていたのに、希望していない部署へ異動。
そのとき思ったのは、
「こんな気持ちで看護をして、患者さんは嬉しいのだろうか?」ということ。
仕事に対する気持ちが少しずつ冷めていったのを、今でもはっきり覚えています。
2. 辞めて半年。今、感じていること
① やりたいことに挑戦してみた
退職後、ずっとやりたかったことに挑戦しています。

ただ、「やりたいこと=すぐ仕事になる」わけではない現実も痛感しました。
それでも、自分の時間を自分の意思で使えることは大きな変化。
「看護師に戻れば安定はあるけれど、また同じ後悔をするかもしれない」という葛藤の中にいます。
② 人間関係はどこにでもある
転職サイトや口コミを見ていて実感したのは、
「どこにでも人間関係の悩みはある」ということ。
看護師の世界では特に、いじめやパワハラの話を耳にすることも少なくありません。
「いい職場に出会えたらラッキー」というくらいの気持ちでいた方が、逆に心が軽くなるのかもしれません。
③ 病院勤務か、それ以外か
病院勤務に戻ればまた異動の可能性がある。
病院以外(クリニック・施設・企業看護など)なら異動はないけれど、ハズレたときの逃げ場がない。
今はこの二択の間で、揺れています。
「安定を取るか」「新しい働き方を探すか」。これは、多くの看護師がぶつかる壁ではないでしょうか。
3. 同じように悩んでいる看護師さんへ
看護師の仕事を辞めるのは、決して「逃げ」ではありません。
むしろ、自分の人生と本気で向き合った結果の“選択”だと今は思います。
辞める前は不安と葛藤でいっぱいでしたが、一歩踏み出したことで見える景色が変わりました。
もちろん、辞めた後にも悩みはあります。
でも、「自分の気持ちを大切にできる」今のほうが、私はずっと自分らしくいられます。
まとめ
- 看護師を辞めた理由は「やりたいこと」「人間関係」「異動・業務内容」
- 辞めた後は「理想と現実」のギャップにも直面した
- どんな道を選んでも悩みはある。でも、自分で選んだ道なら後悔は少ない

