看護師を辞めたあと、「このままでいいのかな」「何かしなきゃ」と焦っていませんか?
私も退職後すぐは、将来への不安と自己否定でいっぱいでした。
でも今振り返ると、このブランク期間は“ムダな時間”ではなく、次の働き方を整えるための準備期間だったと思います。
看護師を辞めた直後は「休むこと」が仕事
退職直後は、心も体も限界まで疲れている状態です。
私自身も辞めた直後は、何をするにも気力がなく、転職サイトを開いてもすぐに閉じてしまいました。
「私、看護師に向いてなかったのかな」と思う日も多く、最後に怒鳴られた師長の顔が何度も頭をよぎりました。
でも、そう感じるのはあなただけではありません。
退職して間もない時期は、“何もしない”ことが一番の回復行動なんです。
無理に資格勉強や転職活動を始めなくてもOK。
まずは、心と体を休ませることが次の一歩につながります。

ブランク期間の過ごし方5選(実体験ベース)
ブランク中は「何かしないと」と焦る気持ちが出てきます。
でも、少しずつ動けるようになるまでの時間は、人それぞれ。
私の体験も含めて、ムリなくできる過ごし方を紹介します。
① 一人旅で頭をリセット
私は2か月目の終わりに沖縄へ一人旅に行きました。
海を眺めながら「次の働き方、どうしよう」とぼんやり考えるだけの時間。
それでも、心の中に小さな前向きさが戻ってきたのを覚えています。
② 家計の見直し・節約生活を整える
退職してからは、貯金を崩しながら生活。
だからこそ、「生活レベルを下げる」ことに慣れる期間でもありました。
お腹が空いたらコンビニ弁当ではなく、映えないけど満足できる自炊で節約。
昼だけ・平日だけなど、ルールをゆるく決めて続けるのがコツです。
③ 軽く求人サイトを眺めてみる
「働く」を完全に忘れるのは難しいですよね。
私もたまに看護師求人を見て、「この職場なら働けるかも」と妄想していました。
見るだけでも、少しずつ気持ちの整理になります。
④ 興味のある資格を調べてみる
本格的な勉強はまだ早くても、どんな資格があるかを“調べるだけ”なら気楽です。
私はその延長で、ハローワークに通い始めました。
週に1〜2回、8時間前後の勉強する日もあります。
生活リズムを整えるきっかけにもなりました。
⑤ SNSやブログで日々を記録する
「今日は何もできなかった」と書く日があってもいい。
気持ちを言葉にすることで、自分を客観的に見られるようになります。
半年経って思うこと。「立ち止まる時間」も大切
退職から半年たった今、ようやく「次の働き方」を考えられるようになりました。
看護師に戻れば安定収入がある。でも、また同じ人間関係・環境の繰り返しになるかもしれない。
だからこそ、立ち止まる時間に自分の“軸”を見直すことが大事だと感じています。
現実的には、ハローワークのスケジュールで動くので、すべて自分のペースではありません。
でも、“焦らず整える期間”があったからこそ、今こうして冷静に考えられています。
まとめ:ブランク期間=ムダじゃない
看護師を辞めた直後は、どうしても「何もしていない自分」に焦りを感じます。
でも、その時間こそが、心と体を整えるための大切な準備期間。
- 無理に動かない
- 自分を責めない
- 小さな行動を積み重ねる
たったそれだけで、いつか自然に次の一歩が見えてきます。
ブランクは“止まっている時間”ではなく、“整えている時間”。
そう思えるようになると、未来が少し明るく見えてきますよ。

