憧れの在宅ワークを諦めて、私が「看護師」に戻ると決めた本当の理由

インスタやXで流れてくる
「カフェで仕事」「好きな時間に働ける」「在宅で月収60万円」
そんなWebデザイナーの投稿に、心が揺れたことは一度や二度ではありません。

私も一時期、本気で「この世界に行けたら人生変わるかも」と思い、職業訓練校でWebデザインを学びました。
でも、学んだからこそ見えてきた現実があります。

この記事では、未経験からWebデザインを学んだ私が、なぜ最終的に看護師に戻る選択をしたのかを、きれいごと抜きで書いていきます。

SNSの「キラキラ」と、職業訓練校で突きつけられた「現実」

※この記事は、筆者が実際に通った一つの職業訓練校での体験をもとに書いています。
訓練内容や就職状況は、地域や時期によって異なる可能性があります。

SNSでは、Webデザイナー=自由で楽しそう、というイメージがとにかく強いです。
ノートPCひとつでどこでも仕事ができて、会社に縛られない働き方。

正直、訓練校に入る前の私は、
「ちゃんと勉強すれば、こういう働き方ができるようになる」
そう思っていました。

でも、職業訓練校で現役講師の話を聞くうちに、そのイメージは少しずつ崩れていきます。

実際に自由な働き方をしているのは、
・圧倒的な努力を積み重ねた人
・長年の実務経験と実績を持つ人
ごく一部だという現実。

多くの人は、まず制作会社や関連職種で経験を積み、
・地味な修正作業
・クライアント対応
・納期に追われる日々
を何年も経験しています。

在宅ワークの裏側には、会社員以上にシビアな責任と競争がある。
それを、私は訓練校で初めて実感しました。

未経験Webデザイナー就活のリアル|甘くなかった現実

倍率の壁|未経験者が戦うには厳しすぎる土俵

求人サイトには「未経験OK」と書かれた募集が確かにあります。
でも、その1枠に何十人、時には何百人が応募する世界

そこには、
・独学で数年勉強してきた人
・スクール卒業後もポートフォリオを磨き続けている人
も混ざっています。

完全な未経験者が、そうした人たちと同じ土俵で評価される厳しさを、私は想像できていませんでした。

書類選考の現実|出しても出しても返事が来ない

「10社出して1社通ればいい方」
これは、講師や周囲から実際に聞いた言葉です。

30社、40社応募して、ようやく1社から連絡が来るか、来ないか
それが未経験Webデザイナーの就活の現実。

努力不足というより、市場がそれだけ飽和しているという印象でした。

「未経験OK」の裏側にある落とし穴

さらに厄介なのが、「未経験OK」と書かれていても、
実際には
・Photoshop実務経験必須
・業務の幅が異常に広い
・長時間労働が前提
といったケースがあること。

逆に、選考がトントン拍子で進むところほど、
「この条件で大丈夫?」と不安になる場面もありました。

生活と不安を天秤にかけた時、私は「確実な未来」を選んだ

就活を続ける中で、常に頭にあったのはこの2つです。

  • いつか仕事になるかもしれないWebの世界
  • 今すぐ生活を支えられる、看護師という仕事

「頑張れば報われる」と分かっていても、
いつ報われるか分からない努力を続けるのは、思っていた以上に精神的にきついものでした。

「いざとなったらWebがある」は甘かった

学ぶ前は、
「本業は採用されなくても副業くらいならできるかも」
と正直思っていました。

でも、未経験だと副業案件ですら採用されないのが現実
今回学んだスキルが、すぐに収入につながるわけではない。
それも、はっきりと分かりました。

これは「挫折」なのか。私が看護師に戻る決断をした意味

正直に言えば、私は途中で諦めました。
Webデザイナーとして生きていく覚悟と、生活の現実を天秤にかけた結果です。

でも、職業訓練校に行かなければ、
私はきっと「看護師なんて辞めたい」と不満を言い続けていたと思います。

外の世界を本気で見に行ったからこそ、
・何が想像以上に厳しかったのか
・自分は何を失いたくないのか
が、はっきりしました。

同じ「看護師に戻る」という選択でも、
何も知らずに戻るのと、知った上で戻るのとでは、意味がまったく違います。

今回の職業訓練は、私にとって
「自分の現在地を確認するための、必要な遠回り」だったのだと思います。

同じように、在宅ワークに憧れながらも現実とのギャップに悩んでいる人にとって、判断材料の一つになれば嬉しいです。


次の記事では、

  • 看護師の何がつらくて辞めたかったのか
  • それでも復職するなら、どんな条件を大切にするのか

このあたりを、もう少し踏み込んで書いていく予定です。