前回の記事では、職業訓練校でWebデザインを学びながらも、私はその道に進むことを諦めて、看護師に戻る決断をした話を書きました。
ここで、たぶん読んだ人はこう思ったはずです。
「結局また看護師に戻るの?」
「それって挫折じゃない?」
「戻ってまた同じことで苦しむんじゃない?」
正直、私も自分に同じことを思いました。
看護師に戻ると決めた瞬間に、人生が急に楽になるわけではありません。
ただ、今回の私は“勢い”で戻るのではなく、長く働ける場所を選び直す就活をすると決めました。
この記事では、内定承諾するまでの考え方と行動、そして譲れなかった条件を整理して書いていきます。
この記事は、筆者の実体験をもとに書いています。
職場環境や採用条件は施設によって異なるため、あくまで一例として参考にしてください。
そもそも私は何のために働くのか?(働く理由を整理した)

私は大前提、働かなくていいなら働きたくない派です。
「仕事が生きがいです!」みたいなことは言えません。
でも現実には、お金が必要です。
だから働きます。
ここで一回、ちゃんと整理しました。
私は何のために「仕事」をするのか。
1)日々の生活費のため
これは一番わかりやすい理由です。
生活は待ってくれないし、何もしなくても支払いは発生します。
2)将来への不安を軽減するため
私は子どもがいる家庭ではありません。
だからこそ、将来に対して
「死ぬまで自分で自分を支えなければならない」
このプレッシャーが強いです。
老後のことを考えても、今の時点で
収入が途切れることが一番怖い。
3)楽しみなことをするため
趣味といえる趣味はないけど、美味しいものを食べるのが好きです。
月1回は外食したいし、将来的には優待生活みたいなこともしてみたい。
当たり前だけど、好きなものを食べたり、好きなことをするにはお金が必要です。
4)上司を見返すため(これは綺麗ごと抜き)
ここだけは、かなり本音です。
退職の旨を伝えた時、上司に言われた言葉があります。
「ボーナスをもらって辞められてよかったな」
実際はもらう前に辞めました。
でも、その言葉は忘れません。
訴えるつもりはないけど、忘れることはない。
働かないとお金が増えない上司を見返すことが、今の私の原動力です。
ある意味、ありがとう。
看護師の何が嫌だったか?戻る前に振り返ったこと
看護師に戻ると決めたなら、ここを曖昧にしたらダメだと思いました。
「何が嫌で辞めたのか」を放置したまま戻ると、
また同じところで折れる。
だから戻る前に、嫌だったことを言語化しました。
人間関係(これは運ゲー)
看護師の職場って、良くも悪くも距離が近い。
同じ空間に長時間いて、閉鎖的になりやすい。
そして、どうしても「合う・合わない」が出ます。
人間関係に関しては、正直運だと思っています。
夜勤が嫌だった
夜勤がしんどい理由は一つじゃないです。
- 生活リズムが壊れる
- 体力が持たない
- ミスをしても、睡魔で記憶が曖昧。振り返ることができない。
- 心も削られる
夜勤が合う人もいる。
でも私は違いました。
訴訟と隣合わせで精神的に疲れた
看護師って、何が怖いかって
「何で訴えられるか分からない」ところもあります。
よかれと思ってやった行為でも、
相手の受け取り方次第で問題になる可能性がある。
常に“正解”を求められて、
でも正解が一つじゃない場面も多くて、
精神的に疲れていきました。
在宅ワークへの憧れ(これは今回諦めた)
ここは、前回の記事で書いた通りです。
憧れはありました。
でも現実を見てしまった。
だから今回は一度、手放しました。
看護師の就職活動で「譲れない条件」を決めた理由
看護師として就活をして、私は複数の内定をいただきました。
ありがたいことです。
でも「内定が出たからOK」ではなく、
その中から選ぶために、私は最初から軸を決めていました。
目的はただ一つ。
とにかく長く働ける職場に行くこと。
今回の就活で「絶対に譲らなかった」3つの条件

ここからは、私が就活の軸にした条件です。
この3つを決めておくだけで、選ぶ時にブレにくくなりました。
1)お局が少なそうな職場(嫌がらせリスクを減らす)
これは完全に、過去の経験からです。
私は見た目が地味です。
派手でもないし、強気でもない。
だからなのか、最初はいじめの対象にされることが多いです。
もちろん全員がそうではありません。
でも、「最初にやられる確率が高い」と自覚しています。
だから私は、
- 歴史が浅い
- 若い世代が多い
- 固定メンバーが少ない
- 空気が閉鎖的すぎない
こういう職場を優先して見ました。
正直、入ってみないと分からない部分もあります。
それでも、少しでもリスクを減らしたかった。
2)夜勤なし、または夜勤手当がしっかり出る
夜勤が嫌だと言い続けて辞めたのに、
戻ってまた夜勤をしたら、私は100%文句を言う自信があります。
だから今の段階では、
- 夜勤なし
- もしくは夜勤をやるなら「納得できる手当」
このどちらかが必要でした。
年収で考えると、夜勤をやるかどうかで
年間100万円前後変わることもザラにあります。
それでも今は、夜勤をしないことを優先しました。
3)通勤時間は短い方がいい(仕事以外のストレスを減らす)
通勤って、地味だけど確実にメンタルを削ってきます。
私は学生時代、片道2時間かけて学校に行っていました。
それが3年間だけでも辛かった。
社会人になって同じことをしたら、
生活が仕事に飲まれて終わると思いました。
だから通勤時間は、
「仕事以外でストレスを増やさないための条件」
として、かなり重視しました。
妥協したのは年収。でも、それは“負け”じゃない
今回、私が妥協したのは年収です。
本当は、年収は高い方がいい。
そりゃそうです。
でも今の私は、そこよりも
- 継続できるか
- 心が折れないか
- 生活が崩れないか
このほうが大事でした。
よく「資格を取れば手当がつく」と言います。
認定看護師などが分かりやすい例です。
ただ、それも現実としては
- お金がかかる
- 時間がかかる
- 余裕が必要
結局、余裕がある人がさらに強くなる仕組みでもあります。
今回Webデザインを諦めたのも、
闇雲に就活を続けられる自信がなかったから。
もしお金にも時間にも余裕があったら、
私は簡単に諦めていなかったと思います。
でも今の私には「生活」がある。
それが現実です。
綺麗ごと抜きで言うと、現実はそんなに甘くない

本当は、
「Webを学んだからこそ、看護師としての価値が再確認できた」
みたいなポジティブな結末の方が、聞こえはいいと思います。
たぶんブログ的にも“綺麗”です。
でも、現実ってそんなに甘くない。
Webを学んだからといって、
看護師として劇的に評価が上がるわけでもないし、
すぐ仕事に直結するわけでもない。
だから私は、無理に美談にしません。
ただ一つ言えるのは、
「現実が甘くない」って分かったこと自体が成長だと思っています。
もし職業訓練校に行っていなかったら、
私はずっと
「看護師辞めたい」
「在宅ワークいいな」
「でも動けない」
ってモヤモヤしたまま、時間だけ過ぎていた気がします。
一回休憩して、外の世界を見て、戻ると決めた。
その経験があっただけで、前より納得して働ける気がしています。
まとめ|看護師に戻るのは“逃げ”じゃなくて、生活のための選択
私はWebデザインを諦めました。
そして、看護師に戻ることを選びました。
これは「挫折」かもしれない。
でも同時に、私はこうも思っています。
“現実を見た上で選び直した”だけ。
看護師として働くのがしんどかった過去があって、
それでも生活のために戻る。
矛盾しているようで、これが今の私の答えです。

