Webデザインを諦めて看護師に戻る理由|11年目が「生活」と「現実」で選んだ答え

前回の記事では、職業訓練校でWebデザインを学びながらも、私はその道に進むことを諦めて、看護師に戻る決断をした話を書きました。

ここで、たぶん読んだ人はこう思ったはずです。

「結局また看護師に戻るの?」
「それって挫折じゃない?」
「戻ってまた同じことで苦しむんじゃない?」

正直、私も自分に同じことを思いました。
看護師に戻ると決めた瞬間に、人生が急に楽になるわけではありません。

ただ、今回の私は“勢い”で戻るのではなく、長く働ける場所を選び直す就活をすると決めました。
この記事では、内定承諾するまでの考え方と行動、そして譲れなかった条件を整理して書いていきます。

この記事は、筆者の実体験をもとに書いています。
職場環境や採用条件は施設によって異なるため、あくまで一例として参考にしてください。

そもそも私は何のために働くのか?(働く理由を整理した)

私は大前提、働かなくていいなら働きたくない派です。
「仕事が生きがいです!」みたいなことは言えません。

でも現実には、お金が必要です。
だから働きます。

ここで一回、ちゃんと整理しました。
私は何のために「仕事」をするのか。

1)日々の生活費のため

これは一番わかりやすい理由です。
生活は待ってくれないし、何もしなくても支払いは発生します。

2)将来への不安を軽減するため

私は子どもがいる家庭ではありません。
だからこそ、将来に対して

「死ぬまで自分で自分を支えなければならない」

このプレッシャーが強いです。

老後のことを考えても、今の時点で
収入が途切れることが一番怖い

3)楽しみなことをするため

趣味といえる趣味はないけど、美味しいものを食べるのが好きです。
月1回は外食したいし、将来的には優待生活みたいなこともしてみたい。

当たり前だけど、好きなものを食べたり、好きなことをするにはお金が必要です。

4)上司を見返すため(これは綺麗ごと抜き)

ここだけは、かなり本音です。

退職の旨を伝えた時、上司に言われた言葉があります。

「ボーナスをもらって辞められてよかったな」

実際はもらう前に辞めました。
でも、その言葉は忘れません。

訴えるつもりはないけど、忘れることはない。

働かないとお金が増えない上司を見返すことが、今の私の原動力です。
ある意味、ありがとう。


退職時のやりとりについての記事はこちら▶

看護師の何が嫌だったか?戻る前に振り返ったこと

看護師に戻ると決めたなら、ここを曖昧にしたらダメだと思いました。

「何が嫌で辞めたのか」を放置したまま戻ると、
また同じところで折れる。

だから戻る前に、嫌だったことを言語化しました。

人間関係(これは運ゲー)

看護師の職場って、良くも悪くも距離が近い。
同じ空間に長時間いて、閉鎖的になりやすい。

そして、どうしても「合う・合わない」が出ます。
人間関係に関しては、正直運だと思っています。

夜勤が嫌だった

夜勤がしんどい理由は一つじゃないです。

  • 生活リズムが壊れる
  • 体力が持たない
  • ミスをしても、睡魔で記憶が曖昧。振り返ることができない。
  • 心も削られる

夜勤が合う人もいる。
でも私は違いました。

訴訟と隣合わせで精神的に疲れた

看護師って、何が怖いかって
「何で訴えられるか分からない」ところもあります。

よかれと思ってやった行為でも、
相手の受け取り方次第で問題になる可能性がある。

常に“正解”を求められて、
でも正解が一つじゃない場面も多くて、
精神的に疲れていきました。

在宅ワークへの憧れ(これは今回諦めた)

ここは、前回の記事で書いた通りです。

憧れはありました。
でも現実を見てしまった。

だから今回は一度、手放しました。

前回の記事はこちらから▶

看護師の就職活動で「譲れない条件」を決めた理由

看護師として就活をして、私は複数の内定をいただきました。
ありがたいことです。

でも「内定が出たからOK」ではなく、
その中から選ぶために、私は最初から軸を決めていました。

目的はただ一つ。

とにかく長く働ける職場に行くこと。

今回の就活で「絶対に譲らなかった」3つの条件

ここからは、私が就活の軸にした条件です。
この3つを決めておくだけで、選ぶ時にブレにくくなりました。

1)お局が少なそうな職場(嫌がらせリスクを減らす)

これは完全に、過去の経験からです。

私は見た目が地味です。
派手でもないし、強気でもない。

だからなのか、最初はいじめの対象にされることが多いです。

もちろん全員がそうではありません。
でも、「最初にやられる確率が高い」と自覚しています。

だから私は、

  • 歴史が浅い
  • 若い世代が多い
  • 固定メンバーが少ない
  • 空気が閉鎖的すぎない

こういう職場を優先して見ました。

正直、入ってみないと分からない部分もあります。
それでも、少しでもリスクを減らしたかった。

2)夜勤なし、または夜勤手当がしっかり出る

夜勤が嫌だと言い続けて辞めたのに、
戻ってまた夜勤をしたら、私は100%文句を言う自信があります。

だから今の段階では、

  • 夜勤なし
  • もしくは夜勤をやるなら「納得できる手当」

このどちらかが必要でした。

年収で考えると、夜勤をやるかどうかで
年間100万円前後変わることもザラにあります。

それでも今は、夜勤をしないことを優先しました。

3)通勤時間は短い方がいい(仕事以外のストレスを減らす)

通勤って、地味だけど確実にメンタルを削ってきます。

私は学生時代、片道2時間かけて学校に行っていました。
それが3年間だけでも辛かった。

社会人になって同じことをしたら、
生活が仕事に飲まれて終わると思いました。

だから通勤時間は、

「仕事以外でストレスを増やさないための条件」

として、かなり重視しました。

妥協したのは年収。でも、それは“負け”じゃない

今回、私が妥協したのは年収です。

本当は、年収は高い方がいい。
そりゃそうです。

でも今の私は、そこよりも

  • 継続できるか
  • 心が折れないか
  • 生活が崩れないか

このほうが大事でした。

よく「資格を取れば手当がつく」と言います。
認定看護師などが分かりやすい例です。

ただ、それも現実としては

  • お金がかかる
  • 時間がかかる
  • 余裕が必要

結局、余裕がある人がさらに強くなる仕組みでもあります。

今回Webデザインを諦めたのも、
闇雲に就活を続けられる自信がなかったから。

もしお金にも時間にも余裕があったら、
私は簡単に諦めていなかったと思います。

でも今の私には「生活」がある。
それが現実です。

綺麗ごと抜きで言うと、現実はそんなに甘くない

本当は、

「Webを学んだからこそ、看護師としての価値が再確認できた」

みたいなポジティブな結末の方が、聞こえはいいと思います。
たぶんブログ的にも“綺麗”です。

でも、現実ってそんなに甘くない。

Webを学んだからといって、
看護師として劇的に評価が上がるわけでもないし、
すぐ仕事に直結するわけでもない。

だから私は、無理に美談にしません。

ただ一つ言えるのは、

「現実が甘くない」って分かったこと自体が成長だと思っています。

もし職業訓練校に行っていなかったら、
私はずっと

「看護師辞めたい」
「在宅ワークいいな」
「でも動けない」

ってモヤモヤしたまま、時間だけ過ぎていた気がします。

一回休憩して、外の世界を見て、戻ると決めた。
その経験があっただけで、前より納得して働ける気がしています。

まとめ|看護師に戻るのは“逃げ”じゃなくて、生活のための選択

私はWebデザインを諦めました。
そして、看護師に戻ることを選びました。

これは「挫折」かもしれない。
でも同時に、私はこうも思っています。

“現実を見た上で選び直した”だけ。

看護師として働くのがしんどかった過去があって、
それでも生活のために戻る。

矛盾しているようで、これが今の私の答えです。